きょうのきんぎょ~34ばん~「in」

 こんにちは。スタッフのゆきです。
今日も金魚ネタをお届けします。

 転覆ぎみのオレンジ(今は色が褪せてほぼ白)の金魚。
このコだけエサを少な目にして与えてますが、仲間のフンでも食べているのか、
どうしてもお腹が膨らんで浮いてしまいます。
 お尻が水面に浮かぶならまだしも、お腹を上にして水面に浮かんで、
さらに水面にでたお腹が赤く火傷して、ぱっと見「死体!?」状態…。


 このコだけ直すために、完全に数日間断食させ、浮かびやすいので水深も浅くしたほうがいい。

 別の水槽にこのコだけ隔離するべきですが、
もうひとつの水槽は小型なので水深浅くしたら水槽全体の水量が減ってよくないし、
断熱材で囲って寒さ対策しているのは今の大型水槽だけだし、断熱材の余りはないし、
何よりほかのコの姿が見えないところで1匹だけ別水槽はきっと寂しいはず…。


 いろいろ考えた結果、全ての問題を解決する方法を見つけました!


 上から見た図。
 大型水槽の中に、小型水槽を入れてしまいました!
大型水槽はオレンジのコだけ、他の3匹は小型水槽に入れています。
透明ガラスごしに仲間が見えるので、きっと寂しくないでしょう。
小型水槽の水温も、大型水槽と同じになるはずです。


 横から見た図。
 大型水槽は水深を極限まで浅くして浮力を最小にし、
小型水槽は3匹も泳ぐので水をめいっぱい入れています。
 手前の水面より上を金魚が泳ぐ、
トリックアートのような水槽になってしまいました。

 (中に入れた水槽で外側の水槽を傷つけないように、
入れるときはぶつからないよう細心の注意を払い、底には衝撃緩和の為ナイロンシートを挟んでます。
メーカー推奨スタイルでも何でもないので、試される方は自己責任でお願いします。)

 数日間浅い水槽で絶食させたオレンジは、お腹の火傷も転覆も治り、
元の大型水槽ひとつに戻して、今では4匹揃って元気に泳いでいます。