きょうのきんぎょ~40ばん~「松かさ病」


 こんにちは。スタッフのゆきです。
あたたかい日がきてエサを多めにあげた翌日、急に寒くなり…
金魚を見てみたらいつもお騒がせなオレンジのコに違和感が…。


 ほかのコと比べて鱗の主張が激しくて、
いつにもましてお腹まわりが膨らんでいて、元気ないです。

 調べてみたら、松ぼっくりのように鱗が開く「松かさ病」という恐ろしい病気だとか…!!
エロモナス細菌感染が原因で、水温があげると細菌の活動も活発となるので夏に発症したら一日で死んでしまう、
不治の病といわれているそうな……。

 金魚にとって万病の塩水も効かないと書いてあったり、
初期段階なら塩水で治ると書いてあったり、
治療方法が確立されていない、完治の事例が少ない厄介な病気みたいです…。

 そんな中で、塩でなく「エプソムソルト」を入れたら治った!という記事を発見。
エプソムソルト…聞きなれない怪しい響きですが、
温泉成分に含まれる硫化マグネシウムのことで、入浴剤として売られているそうです。
アマゾンで早速注文!

 届くのは2日後なので、それまで1匹だけ隔離して、
塩水浴で頑張ってもらいます。

 近くてみるとホント鱗が立ってるし、元気ない…。
今までいろんな病気になっても回復してきたし、今回も治るよね!?


 塩水にいれてから一日経過…。

 まだ鱗が立ってる…。
でも昨日よりはちょっと立ち具合が収まってきたかな?


 塩水浴2日目。

 体を横にして底でぐったりしてる…!!
昨日までなかったはずのケガしてる!?
鱗は少し閉じてる?

 死んでしまうかも~とオロオロしていたら、
宅急便でエプソムソルトが届きました。

 もういちかばちか、エプソムソルトに頼るしかありません。
塩水は0.5%濃度だけど、エプソムソルトの濃度は0.03%だそうです。
2LのPETボトルの水に対して、0.6グラム!
計量も一苦労ですし、こんな少量で効果あるのか!?


 私にとって管理しやすく、水量が多いけれど水深が浅く金魚の負担を軽くするよう、
大きめなプラ舟を急いで買ってきて、
エプソムソルト水をいれて、
温度が高すぎても低すぎてもよくないそうなので、18度のヒーターもつけました。

 体が横むいたままだけど、治療開始です。

 基本ぶくぶくフィルターとヒーターの間でじっとしていて、
でもたまに体を横にしたまま頑張って泳いで移動し、
エプソムソルト浴2日目には白くて透明だけどフンを出していたので、
回復に向かってきたのかな…と思いましたが、、

エプソムソルト浴4日目、鱗の開きを見つけて隔離してから6日後、
とうとう亡くなってしまいました…。

 最後は鱗の開きはおさまっていたけれど、身体は横むいたままでした。
お腹の中で異物(エロモナス菌?)が大きく重くなって、苦しめていたかんじです…。


 今までどんな病気も克服してきたし、
他の金魚と比べて手間がかかったぶん可愛かったので、とても悲しいです。

 このコは食い意地は張っているけれど、エサを多く食べると体の不調が出てくるので、
かわいそうでも1匹だけ別の水槽に隔離してエサは1回1粒!くらい
極度に少ないエサやりを心掛けていればよかったのかな…

 オレンジ色戻すために敷いた砂利で、フンの見分けがつかず回収できなくて、
結果水を汚して免疫低下させてしまったのかな…

など色々後悔しています。


 残った金魚やメダカたちに、ベストな環境与えて元気で長生きしてもらいたいです。