きょうのきんぎょ~20ばん~「エア食いをやめさせたい」

 こんにちは。スタッフのゆきです。
今日も金魚ネタをお届けします。

 エア食いして、眠るときは水面に浮かんでしまうオレンジのらんちゅう。
水面より上に体が出てしまうと火傷してしまいます。
なんとかエア食いをやめさせたい!

 いろいろ試してみました。

 エア食い出来ないように、もし浮かんでしまっても背中に水分を与えるために、
水面にネットを浮かべる作戦!

 植木鉢の底に敷くネットです。
最初は水面にぴたっと張り付いてよかったのですが、数日で両端が丸まってきて…

ネットがめくれてできたスキマでエア食いしたり、

スキマで寝ていたり…。
背中にネットがあたるのがそんなにイヤなのか…。
 作戦変更したほうがよさそうです。

 金魚がエア食いするのは、ぶくぶくフィルターから出る泡をエサと勘違いしている説を検討。
泡が出ないフィルターに変更すればいいのかな?
でも今使っている「水作エイト」の濾過能力は優秀だから変えたくない…。

 飼っているらんちゅうの親たちのブクブクフィルターに、上部にパイプがついていたのを思い出しました。
「水作エイト」を買ったお店で探して、見つけました。

 水作エイトフィルターの上部にとりつけて、空気泡でなく弱い水流を排出する装置です。
らんちゅうは泳ぎが下手なので水流が弱いほうがいいと聞きますし、
何より空気泡がでなければエア食いしなくなるかも!?
期待を込めて設置。組み合わせたパイプをはめ込むだけなので簡単です。

 ですが、パイプ長すぎ…。長さ調整可能パイプですが、これが一番短い長さです。
理想は吐出口が水面すれすれ上にくること。
泡は少なくなりましたが、水が落ちる部分の水流が強いかも。


 水を足して、吐出口ギリギリの高さまで水位をあげてみました。
水面近くに弱い水流をつくることには成功!
ですが、さっきまで元気に泳いでいた白いらんちゅうまで浮かんできて…
深く潜れなくて辛そうにしていました。

 あわててネットで調べてみると、
「らんちゅうは泳ぎが下手なので水深は浅いほうがよい、
 水深が深いと水圧で浮袋にダメージがかかり、転覆病になる危険性がある。」

 隔離したミニ塩浴水槽でらんちゅうが水に浮かばないのは、
塩水云々でなくて、水深が浅かったことが要因だったのかも?

 とにかく水深は浅くしたほうがよさそうです。
せっかく水を追加したけれど、また汲み上げて水位を下げます。
らんちゅう専用水槽の深さが23センチだったから、20センチ未満がらんちゅう飼育の理想なのかな?
水深20センチ目指して水を抜きました。

 水位が浅くなったところで、ポンプ付きフィルターの電源を入れてみると、

水が


出てこない…。

 じーっと待っているとポタっと1滴落ちてきました。
水位より高すぎるところに排出口があると、そこまで上っていかないみたいです。

 でも排出の勢いで水面が揺れることで水に空気を溶け込ませるので、
たまに1滴落ちるような揺れでは空気が溶け込みません。
らんちゅうが酸欠になっちゃいます。

 ポンプを自分で切るか、でも切ったらもとに戻せないからどうしようか悩み、
ポンプなし、排出口だけ取り付けることに決定。


 排出口にあわせてさらに水を抜き、かなり水深が浅くなりました。
せっかくの大きい水槽が勿体ない…。
らんちゅうが大きくなってきたら、徐々に水深深くしていこう。

 水深も浅くなったし、ぷくぷく泡の量も減ったし、水流も弱くなったので、
らんちゅうに適した環境になったはず!
あとは、エア食いがなくなって水面にぷかーっと浮かばないことを祈るばかりです。