きょうのきんぎょ~4ばん~「水かえ編」
スタッフの金魚日記は続きます。本日は水替えについてです。
金魚は美しいですが、水を汚しやすい生き物です。
金魚の健康のためにも、見た目にも、綺麗な水を維持したいです。
目安として、水替えは1週間に1度行いましょう。
水道水を日光に1日程度くみ置きしてカルキ抜きした水を新たに入れましょう。
急ぐ場合はカルキ抜き剤を入れた水で。
注意すべきは全量交換しないことです。水が変わりすぎて金魚にストレス大です。
水槽底の古い水を全量の1/3程ポンプ等で排出し、カルキ抜きした水を同量足します。
古い水は捨てないで、フィルター表面の汚れ落としに使ったり、苗木に栄養水としてあげたりしてます。
また、金魚にとって大事なのは、古い水に住み着いたバクテリアです。
全量とりかえてしまっては、バクテリアもゼロになってしまいます。
バクテリアの住処をふやすために、フィルターには砂利やスポンジがついています。
水槽底に砂利を敷いたほうがいい理由のひとつもこれです。
金魚の水には牡蠣殻がいいといわれます。
牡蠣殻は多孔質のためバクテリアの住処となり、なおかつ汚れて酸性に傾いた水を中性に戻してくれる働きがあるそうです。
ギザギザした牡蠣殻を口に含んで怪我したら大変なので、ネットにいれた牡蠣殻を水槽にいれています。
新しく入れかえる水は古い水と変わりすぎないほうがいいので、カルキ抜き中の水のなかにも牡蠣殻をいれてます。
水替えのとき水質が変わりすぎないことも大事ですが、急激に温度がかわらないことも大事です。
古い水を排出したら、ひとまず水槽に大きなビニール袋を浮かべ、その中に新しくいれるカルキ抜きした水を入れましょう。
新しく入れるお水を水槽に浮かべ、これからいれる水槽の温度に近づけさせます。
30分くらいで大丈夫です。
この間、金魚がビニール袋と水槽の壁の間に挟まったり、
水位が上がって蓋がないこの時に水槽外にジャンプしないか注意して見張る必要があります。
また、フィルター交換(私の購入したカートリッジは3~4週間に1回)は、水替え日と同日に行うのは厳禁です。
水質が変わりすぎて危険です。フィルター交換は水替え日から2~3日ずらしましょう。
水質が急に変わると、金魚が上下に激しくぐるぐる泳ぎ出します。
ペーハーショックを受けるとこうなるそうです。
あまりにもひどいようだったら、古い水をまた水槽に戻したほうがいいです。
屋内の水槽で飼っている金魚たちの水は週1で水替えしていますが、
屋外の水瓶びおトープで飼っている金魚たちの水は、月1くらいの頻度で水かえしてます。
土、水草、金魚でひとつの生態系サイクルが出来あがっているはずなので、屋内の金魚ほど手を加えなくてもいいので。
冬は水温が低すぎて金魚に元気が無かったら、かえって水替えしないほうがいいそうです。
夏は蒸発してしまう水も多いし、台風や豪雨で雨水が入ってしまう場合もあるので、水替え頻度を上げた方がよさそうです。
水替えひとつにも、意外と神経使います。生き物を飼うって大変です。